嵐山文庫

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妖怪画集 続・妖怪画集 佐渡のムジナ
妖怪画集(20頁) 続・妖怪画集(20頁) 佐渡のムジナ(20頁)
妖怪探訪 佐渡の妖怪 徳山の話
妖怪探訪(24頁) 佐渡の妖怪(20頁) 徳山の話(24頁)
箱根の話 モノクロ6枚 カラー6枚
箱根の話(24頁) ポストカード集 モノクロ7枚 ポストカード集 カラー6枚
冊子一覧
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「画集に描いた絵のエピソード」
画集エピソード1 エピソード1

画集「妖怪探訪」
岐阜県揖斐郡揖斐川町 坂内川上 ユキノドウ

サキクロモジニ、アトボーシ、アメウジガワノ、ヤツオバエ、シメツケハイタラ、イカナルモノモ、カナウマイ
この、おまじないのような言葉は、カンジキのことだったのです。

*「山と人と生活」高橋文太郎著 金星堂刊
昭和18年8月20日発行の本の中に、このことが書かれていました。
画集エピソード2 エピソード2

画集「徳山の話」
岐阜県揖斐郡 旧徳山村 カンノセ岩

ここでの資料集めには苦労しました。 この徳山は、たくさんの話があったところなのですが、その後ダムとなってしまったので、現在はこの地を歩くことは出来ません。 このカンノセ岩は、通りかかった人がみんな手を合わせたという伝説の岩なので、たいへん興味がありました。 是非、描いてみたく思っていましたので、昔の写真を見つけた時は思わず飛び上がる気持ちでした。 月夜の晩に、果たしてこのように見えたかは定かではありませんが、想いを込めて描きました。
画集エピソード3 エピソード3

画集「佐渡のムジナ」
新潟県佐渡市 宿根木

上にある「佐渡の伝説」は、佐渡を探訪するにあたって最初に手にした本です。後年、故山本修之助先生のご子息である山本修已先生にお会いして話を聞かせていただく機会も持て、とても参考になりました。佐渡に通っていた10年間は、ずいぶんといろいろなところに行きましたので、この後、続編として「佐渡の妖怪」も作ることにもなりました。この絵は、江戸時代後期から明治時代初期にかけて、北前船の港町として栄えた、現在は重要伝統的建造物群保存地区として選定されている宿根木の建物です。
画集エピソード4 エピソード4

画集「佐渡の妖怪」
新潟県佐渡市 外海府

もう16年も前のことになりますが、佐渡島の北側、外海府にムジナの話を訪ねた時のことでした。ちょうど8月16日のお盆の日没で、いくつかの小さな光が、入江の海上にゆらゆらと動いています。送り盆の精霊流し(盆船流し)です。偶然にも通りかかったのですが、今までに観たこともない幻想的で美しい光景に立ち会えました。「佐渡のムジナ」を作った時には入れなかったのですが「佐渡の妖怪」の方の、表紙とあとがきに載せました。
画集エピソード5 エピソード5

画集「箱根の話」
神奈川県足柄下郡箱根町 乙女峠

乙女峠は、神奈川県箱根町と静岡県御殿場市との境にある峠であり、箱根越えの峠としては最も古くからあるそうです。
ここに伝わる話を調べに来た時は、仙石原の金時神社から徒歩で向かい、山頂まで約一時間、大木の根が張り巡らされたような山道を登りました。季節が梅雨のすぐ後であったため、土はまだ少し湿っていました。視界の黄土色の背景に光るようなものを感じた時、むき出しとなった根に、薄いエメラルド色の美しい蛇が巻き付いていました。一瞬こちらを向いたかのように見えた蛇は、その後ゆっくりと木の根をくぐり抜けて行きました。
画集エピソード6 エピソード6

画集「箱根の話」
神奈川県足柄下郡箱根町

箱根の九頭竜神社をスケッチしてその足で芦ノ湖畔に出てみると、そこには龍の通り道とでも言えそうな雑木の空洞がありました。微かに聴こえるのは、水の動く音、木の葉の揺らぐ音。足元にある一つ一つの石にも、魂を感じる空間でした。
画集エピソード7 エピソード7

画集「妖怪探訪」
岐阜県揖斐郡揖斐川町 坂上川上 ユキノドウ

雪の揖斐川町坂上に向かうことになった切っ掛けは、この本でした。高橋文太郎著「山と人と生活」、昭和18年8月20日発行のこの本の中に、エピソード1にも書きました「ユキノドウ」の話が載っていました。そしてこの本の著者のことを調べて、西東京市に出かけることにもなったのです。合併する前の西東京市の辺りは、学生時代からかなり仕事で回っていたにも関わらず、何十年も後に再び歩くこととなった時の不思議な気持ちは、今も忘れられません。
画集エピソード8 エピソード8

岐阜県揖斐郡徳山村

岐阜シンポジウムで「徳山の風玉」という作品を作るにあたって、徳山という地名だけを頼りに揖斐川町を訪ねた時のことです。その時に、ダムとなった徳山湖の前身にあたる徳山村のことを知り、同時にダムを作るために無くなってしまう徳山村の写真を撮り続けていた増山たづ子さんのことを知り、その足で(車で)すぐ静岡県長泉町にある IZU PHOTO MUSEUM に向かい、写真集「すべて写真になるまで」を購入し、京都に戻って描いたのがこの絵です。編者である野部さんにもご連絡して許可をいただきました。この時をご縁に、その後3年間、揖斐川町に通い、歴史資料館、徳山会館の方々の力をお借りし完成したのが、画集「徳山の話」です。この絵は、最終的には画集には入れなかったのですが、歴史資料館の皆さんには、移転し保存された茅葺き住居と共に、絵を描くための資料として、民具など細いところまで見せていただき、とても楽しい時間でした。