パーカッションのワークショップは、30年の間に日本各地で行いました。
内容も、主催者のリクエストがある場合もありましたし、こどもからおとなまでさまざまな年齢の方々に向けてのものでしたので、いろいろな意味で幅の広いものとなりました。
|
|
☆ 新潟県佐渡市 「サンバで遊ぼう!」 1996年~2005年
|
佐渡島を拠点とする和太鼓グループ「鼓童」が主催する「アースセレブレーション」にて行われた、ブラジルのサンバ、サンバ・へギを基調にしたパーカッション・ワークショップ。ナビゲーターの山口康子さん(鼓童スタッフ)と共に3日間の連続ワークショップとして、全国から集まった太鼓が大好きな参加者の方々(毎回約50人)と共に、連日爆音で大合奏。毎年最終日には、発表会ライブも行っていました。10周年終了後の2006年には、OBによる総集大成ライブ、「佐渡でタンタンタヌキが熱いわけ」をECシアターにて行いました。
|
|
|
☆ 神奈川県横浜市 「ハマキッズ・アートクラブ」 2003年
|
横浜市関内にある「横浜市民ギャラリー」で行われている「ハマキッズ・アートクラブ」の一環として行われました。
このワークショップの特色は、楽器を自ら作り、演奏することです。
角材とベニア板で作るブラジルの手に持つ小太鼓「タンボリン」と、ペットボトルとBB弾で振って音を出す「ガンザ」。こどもたちはこれらの楽器を材料の木材から作り、合奏の練習をし、最終日には「大きな樹の絵」があるギャラリーで、発表会ライブを行いました。
みんな楽器の製作に夢中になっていました。
|
|
|
☆ 福島県いわき市 「森と海と川と河童のパーカッション・シンフォニー」 2008年 ~ 2010年
|
福島県いわき市の文化交流館アリオスの「おでかけアリオス」の一環として行われました。
いわき市の二箇所の地域で三日間のワークショップを開催し、三日目には地元での発表会ライブを行い、さらにその二箇所でのワークショップ参加者の中から希望者(全員で約70名)の合同コンサートを、アリオス小劇場にて行いました。
このワークショップの特色は、6歳から70歳までの幅広い年齢の方々が参加されたこと、たくさんのパーカッションを使用すること、コンサートでの舞台美術を同時(ワークショップ内)に皆で手がけることでした。美術と音楽で、よりイメージを強め、色彩豊かな「架空の森」をつくりあげる試みです。
この模様は、「パーカッション・シンフォニー」に掲載しています。
|
|
|
☆ 広島県尾道市 「あつまれ!みんなのカーニバル!」 2010年
|
尾道市教育委員会主催で、千光寺公園内かおり館にて演奏のワークショップ、尾道市美術館では美術ワークショップを行いました。
このワークショップは、小学生、中学生を対象に、サンバの楽器のアンサンブルを中心に美術製作を組み込んで、二日間行われたものです。
二日目の午後には、尾道商工会議所記念館広場にて演奏し、ワークショップの成果を発表しました。
また、ワークショップ内で作った旗を持っての商店街パレードも行いました。
|
|
|
☆ 神奈川県横浜市 「地球市民かながわプラザ」 2010年 ~ 2011年
|
横浜市栄区本郷台にある「地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ)」で行われました。
このワークショップは、小学生、中学生を対象に、サンバの楽器のアンサンブルを中心に行われたもので、一年目は日系ブラジル人の学校からも多数参加していただきました。
みんなでの合奏では、大きい子は小さい子の面倒を見てあげたりと、初対面ながらアットホームな時間が過ごせました。
最後にプラス15分間のステージを作り、来館していたお客さんの前でワークショップの成果を発表しました。
|
|
|
☆ 北海道旭川市 カムイ・パーカッションシンフォニーコンサート 2011年
「森・川・コロポックルのためのパーカッションシンフォニー」
|
ワークショップは、旭川市富沢小学校体育館、コンサートは、旭川市大雪クリスタルホール音楽堂にて、8月12日に行われました。
旭川市在住の音楽プロデューサーの佐々木義生さんとJMIA代表の村田和子さんのご好意により、2011年6月、急きょJMIAの実行委員会、およびJMIAジュニア・ジャズオーケストラ(JJO)父母の会が中心となって「いわき市OVO NOVO招聘実行委員会」を組織していただき、JJO顧問の松浦欣也先生を実行委員長に迎え、3月に東日本大震災で被災した福島県いわき市の子ども達との交流と支援事業として開催していただきました。
コンサートでは、佐々木義生さんのシンセサイザー、ベースも加わり、パーカッションシンフォニーとしては最大の5楽章を持つ大曲となったのです。
(撮影:鈴木穣蔵)
|
|
|